こんにちは。
北小金駅徒歩2分の歯医者【北小金ディライト歯科】です。
むし歯治療といえば、「むし歯になった部分を削り、詰め物をする」というイメージを持つ方が多いかもしれません。
しかし、むし歯が進行すると、歯を削るだけではなく、神経まで治療する「根管治療」が必要になることがあります。
今回は、どのような症状のむし歯に根管治療が必要になるのかについてお話しします。
歯髄より先に進行したむし歯は根管治療が必要
歯の中心部に位置する歯髄は、歯の神経や血管が通っていて、歯に栄養を送る大切な部分です。
歯髄がむし歯菌に侵されると、神経が通っているため激しい痛みを感じるだけでなく、血管から細菌が全身に回ってしまうことによって感染症を引き起こすリスクも発生します。
根管治療を行うことで、むし歯による痛みから解放され、歯を残せる可能性が高まります。
特に、根管治療が必要となるのは、歯髄に起こる以下の3つの症状が見られる場合が多いです。
1.歯髄炎
歯髄に到達したむし歯によって炎症が起きている状態で、冷たいものや温かいものがしみたり、何もしなくても痛みを感じたりします。
2.歯髄壊死
歯髄を構成する組織や細胞が死んでしまった状態です。
歯の神経が死んでしまうことで、それまで感じていたむし歯の痛みや冷たいもの・温かいものによる刺激を感じなくなります。
「むし歯がよくなった」と思ってしまいがちですが、そうではなく、むしろ悪化した状態です。
3.根尖性歯周炎
歯根の先端部(根尖)にまで到達して炎症を引き起こした状態を「根尖性歯周炎」といい、ものを噛んだときに痛みを感じたり、膿が出たりします。
いずれの場合も、根管治療で対応できなくなると抜歯しなければならないため、早めの治療が大切です。
厚生労働省によると、歯を失う原因の第2位がむし歯となっています。
北小金ディライト歯科の拡大鏡を用いた根管治療
根管治療を肉眼で行う場合、根管内部が非常に細いため、むし歯や神経を取り残してしまう可能性があり、再発のリスクが高くなります。
また、根管治療を行った歯は、繰り返し治療するのは避けたほうがよいとされています。
【北小金ディライト歯科】では、拡大鏡を使用し、肉眼の数倍の視野で細部まで確認しながら、取り残しのない精密な根管治療を行っています。
むし歯の再発を防ぐだけでなく、視野を拡大することで必要最小限の削除にとどめることができるため、歯をより長く健康に保つことにもつながります。
進行したむし歯は、自然に治ることはありません。
ご自身の歯を守り、感染を防ぐためにも、できるだけ早めの治療が大切です。
むし歯治療をご検討の方は、JR常磐線「北小金駅」東口から徒歩2分と通いやすい当院までご相談ください。